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2021/3/29

新潟販売課の関口です。

今回は真空ポンプについてです。

真空ポンプにもいくつか種類があって、油回転式真空ポンプには潤滑油が
使用されています。

真空ポンプは空気や水気のもの(廃水や汚泥など)を吸い込んだりするのですが、
水気のものはもちろん空気中にも水分が含まれていますので、潤滑油と水分が
混ざるケースが多々あります。

潤滑油と水分が混ざったままだと真空引きが悪くなったり(吸引力が落ちる)、
真空ポンプ内が腐食したりするので

水分離性能が高い製品が良いと思います。

とあるメーカーのバキュームカーの取説には、メーカー純正油あるいは
ディーゼルエンジンオイルのSAE30or40を推奨しております
(夏場は潤滑油が柔らかくなるのでSAE40,冬場は逆に潤滑油が固くなるので
SAE30との事らしいですが、エンジンオイルはそもそも水と混ざる事が前提になっていないと思います…)

お客様によると、前日作業直後は潤滑油と水が混ざり合った状態なので
一晩放置し翌朝に分離した水を排出するのですが、混ざり合った状態の
ままの層が残っており、混合状態の部分も排出しなければならないので継油
の量が多くなるし、劣化が早いので交換サイクルも短いとの事でした。

バキュームポンプS4Xパンフ←こちらをご覧ください

パンフレットに他社油との水分離性の試験と熱酸化安定性の試験がありますが、バキュームポンプS4Xは水分離性および熱酸化安定性に優れています。

しっかりと水と分離してくれるので、水だけ廃棄しやすく継油の量
 が少なくて済む
(水と潤滑油が混ざり合っていると混ざり合った部分も廃棄するので潤滑油が目減りしてしまう)

熱酸化安定性に優れているので長持ちする
(真空ポンプを回し続けていると熱を持ってくるので熱酸化安定性が低いと劣化が速くなる)

又、粘度指数が高い為、暑くても柔らかくなり過ぎず、寒くても
固くなり過ぎない為、
季節によって粘度の使い分けも必要ありません。

真空装置でお困りでしたら、一度お気軽にお声がけください。

                            新潟販売課 関口

 

 
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