原油価格動向

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原油価格動向
2024/12/19

原油価格


WTI原油は約70ドル/バレル、北海ブレント原油は約73ドル/バレルで推移しております。

 

原油相場


ロシアやイランなどが支援していたシリアのアサド政権は、8日に反体制派が首都ダマスカスを掌握したと報じられました。アサド大統領は家族とともにシリアを出国し、ロシアに亡命したとの内容です。

またEC(欧州連合)がロシアに対して、石油輸送を含む追加制裁を決めたと伝わった事などが相場を支えております。原油相場は3週ぶりの反発となり、為替相場が円安ドル高に傾いたため円建て価格を押し上げております。

12月11日~12月18日のTTSレート平均で2円76銭の円安ドル高の154円9銭となりました。日米での金融政策会合を控える中、米国では下がりにくく、日本では上がりにくくなっていることが、円安ドル高の要因との見方も出ております。

燃料油価格激変緩和措置の補助金額は、約2円の減額の12円台となり3週連続の減少となりました。燃料油価格激変緩和措置の補助金は12月19日から約5円の減額となり来年1月16日から更に見直す方針が発表されております。

 

今後の動向予想


政府の燃料油価格激変緩和措置の段階的縮小が適用期間19日から25日より第1段が始まっております。従来の算定方式と比較して5円10銭の減額が適用されております。支給単価は直近の全国平均ガソリン小売価格+前回支給単価+週間コスト変動額-基準単価168円とし、17円を下回る分の3割(現行は6割)と17円を上回る分の全額を合計した額とします。2025年1月16日からは17円以下分の補助を無くし、17円の超過分は引き続き全額補助します。その後、17円を超える部分の補助についても段階的に縮小していく方針となっております。ガソリン価格の目標は現行の175円程度から、1回目の算定方法の見直しで180円程度、2回目で185円程度に引き上げるとしております。

不透明感が強い状況ではありますが、今後も中東の地政学リスクの高い状況は続く可能性が高く、原油価格の高い状況は続く事が予想される中、政府より次週より補助金額の縮小が発表されており価格の上昇が見込まれます。

 

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