原油価格
WTI原油は約71ドル/バレル、北海ブレント原油は約75ドル/バレルで推移しております。
原油相場
OPECプラスの有志国8ヵ国は、9月までとしていた220万バレル/日の追加的な自主減産を2024年11月まで2カ月間延長する方針を示していました。しかしながらサウジアラビアが100ドル/バレルと言う非公式の価格目標を取り下げ、12月から予定通り自主減産を縮小すると報じられております。
一方、イスラエルはレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃を拡大しました。9月30日に首都ベイルートを空爆したほか、1日に南部への地上侵攻に踏み切ったと伝わりました。9月27日にはベイルート南郊のヒズボラ本部を空爆し、最高指導者ナスララ師を殺害しております。
市場の反応は乏しかったものの、中東情勢は急速に悪化しております。
為替相場は、9月25日~10月1日のTTSレート平均で1円12銭円安ドル高の145円6銭を付けました。
燃料油価格激変緩和措置の補助金額は、前週と変わらず11円台となりました。燃料油価格激変緩和措置の期間は年内に限り継続と発表されております。
今後の動向予想
1日の東京外国為替市場は、アメリカのFRB・連邦準備制度理事会のパウエル議長の講演を受けて、今後大幅な利下げを行うとの見方が後退し、円売りドル買いとなりました。さらに、1日に公表された9月の日銀の金融政策決定会合の主な意見の内容を踏まえ、追加の利上げを行う時期が遅れるのではとの見方が広まりました。このため、日米の金利差が縮小するという見方が後退し、円相場は一時、1ドル=144円半ばまで円安が進みました。
今後も中東の地政学リスクの高い状況は続く可能性が高いこと、原油価格の下落による補助金の圧縮が続いており販売価格の大幅な値下がりには期待が難しい状況と予想します。
*動向に関する重要なお知らせ*
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