原油価格
WTI原油は約71ドル/バレル、北海ブレント原油は約75ドル/バレルで推移しております。
原油相場
FRB(米連邦準備制度理事会)は17~18日に開いたFOMC(米連邦公開市場委員会)で、通常の2倍となる0.5%、2020年3月以来となる利下げを決めました。EIA(米エネルギー情報局)が纏めた13日までの週間統計で、米原油在庫は前週から160万バレル減少しました。
中東ではイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの対立が激化しております。17日レバノンで18日ヒズボラ構成員が所持する通信機器が一斉に爆発しました。またイスラエルは23日までにレバノンへの大規模な空爆を行い、ヒズボラ幹部を含む数百人の死者が出たと報じられております。
その様な状況を受け原油相場は、買いが進み3週ぶりの反発となっております。
為替相場は、9月18日~24日のTTSレート平均で1円12銭円安ドル高の143円94銭を付けました。
燃料油価格激変緩和措置の補助金額は、前週より約2円の大幅な増額で11円台となりました。5週ぶりの増加となり、2週ぶりに10円台を上回っております。
今後の動向予想
日銀の植田和男総裁は24日、大阪市で開かれた関西の経済団体との懇談会で講演し、追加利上げの判断は「さまざまな不確実性を踏まえた上で、適時適切に行う」と述べております。外国為替市場の歴史的な円安が修正されており、輸入品の価格高騰を通じて消費者物価上昇率が上振れするリスクは「相応に減少している」とし、利上げの判断を巡り、海外経済や金融市場の動向を丁寧に確認するための「時間的な余裕はある」と語っております。
今後も中東の地政学リスクの高い状況は続く可能性が高いこと、原油価格の下落による補助金の圧縮が続いており販売価格の大幅な値下がりには期待が難しい状況と予想します。
*動向に関する重要なお知らせ*
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