原油価格動向

HOME > 原油価格動向 > 原油価格動向のお知らせ(2024.6.6~)
原油価格動向
2024/6/6

原油価格


WTI原油は約75ドル/バレル、北海ブレント原油は約79ドル/バレルで推移しております。

 

原油相場


OPECプラスは2日に閣僚級会合を開き、2024年末までとしていた協調減産を2025年末まで延長すると決めました。

またサウジアラビアやロシアなど8か国は、6月末が期限の約220万バレル/日の自主減産・供給削減を9月末まで継続としましたが、減産幅は10月から2025年9月に掛けて段階的に縮小していきます。この結果を受けて売りが進んでおります。

為替相場は、5月29日~6月4日のTTSレート平均で24銭円安ドル高の158円8銭を付けました。

市場では米国の政策金利引き下げに時間が掛かるとの観測が広がっています。

日本の長期金利は5月下旬以降1%に乗せていますが、米国も依然高い水準にあり円売りドル買いの流れを支えておリます。

燃料油価格激変緩和措置の補助金額は、前週より50銭上昇し26円台となっております。

 

今後の動向予想


石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は2日の閣僚級会合で、協調減産を2025年末まで延長することで合意しました。需要の伸び悩みや高金利などに圧迫される原油価格を下支えしています。

同時に、2025年のUAEの生産割当の増枠と協調減産を25年末まで、2024年10月からの自主的追加減産の緩和も決めました。

すなわち、2024年9月までは現行の生産水準を維持しますが、2024年10月から2025年9月まで、生産量は毎月、日量18万バレル増加となります。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は「われわれは金利が低下し、経済成長の軌道が改善するのを待っている」と記者団に述べました。

また、需要が不十分な場合減産縮小の一時停止や撤回もあり得るとしました。

更に2025年からUAEの生産枠が日量30万バレル拡大されます。

この結果を受けて売りが進んでおりましたが、原油先物は直近では、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げに踏み切るとの観測が高まったことが背景となり上昇しております。

利下げは借入コストの低下につながり、経済活動を刺激し石油需要を押し上げる可能性があります。また中東情勢の悪化の懸念などから、その流れが続く可能性が高いと予想されます。

 

*動向に関する重要なお知らせ*
こちらの情報は正確性又は完全性を保証するものではありません。
一般的な情報提供を目的としたもので、何らかの投資等に関する特定のアドバイス提供を目的としたものではありません。従って、この情報に依拠して行われた投資等の結果については当社は責任を負いません。

 
電話をかける
お問い合わせへのリンク
TOPへのリンク