原油価格
WTI原油は約81ドル/バレル、北海ブレント原油は約86ドル/バレルで推移しております。
原油相場
中東情勢を巡りイスラエルがパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの侵攻を準備していると伝わりました。
国連人道問題調整事務所によりますと、ラファには100万人以上の避難民が集まっております。
米石油在庫は、原油は前週から640万バレル、ガソリンが70万バレル減少し、原油は5週ぶりに在庫を取り崩しました。
原油価格は2週ぶりの上昇となっております。
為替相場は4月24日~30日のTTSレート平均で、1円3銭の円安ドル高の156円76銭を付けております。
今後の動向予想
日本がサウジアラビアから輸入する原油価格が上昇しました。
代表油種「アラビアンライト」の4月積みは3月積みから5.29ドル(6.2%)高い1バレル90.93ドルと、2023年10月以来6か月ぶりの高値となり、中東情勢の緊迫で供給減への懸念が高まったことを反映しております。
イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘停止などをめぐる交渉で、イスラエル側が初めて、恒久的な停戦を議論する用意があることを伝えたとアメリカメディアが報じました。
アメリカメディア「アクシオス」によると、イスラエルとハマスとの戦闘の停止や人質の解放をめぐる交渉で、イスラエル側が「人質が解放されれば、恒久的な停戦を議論する用意がある」とハマス側に初めて伝えました。停戦が実現すれば、紅海における船舶への攻撃がなくなり、スエズ運河を利用した原油運搬の流れができることになります。停戦協議の状況下、中東の地政学的リスクが和らいでおり、直近で原油は続落しています。しかしながら、短期停戦が実現してもパレスチナ情勢の先行きはまだ見通せない状況となっております。
米国では1日、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。FRBが政策金利の据え置きを発表する午後2時前までは、円相場は1ドル=157円台半ばで推移していました。しかし、FRBのパウエル議長の記者会見後の同4時ごろから、円が急速に買い戻されました。
1日のニューヨーク外国為替市場で円相場は対ドルで急騰し、一時1ドル=153円台前半を付け、短時間で4円以上円高が進みました。
市場では、政府・日銀は一時1ドル=160円台まで円安が進行した4月29日の外国為替市場で5兆円規模の円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った可能性があるとしており、今回も政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入に踏み切ったとの見方も出ております。
燃料油価格激変緩和措置の補助金額は、小幅な増額となり3週連続の30円台となっております。5月以降も政府補助金は算定方法の変更は無く継続されておりますが、一定期間の延長との情報のみの状況です。
*動向に関する重要なお知らせ*
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