原油価格
WTI原油は約85ドル/バレル、北海ブレント原油は約89ドル/バレルで推移しております。
原油相場
1日にシリアの首都ダマスカスにある大使館領事部がイスラエルによるとみられる空爆を受けたことに対し、イランが報復する姿勢を示しています。
また、ウクライナは2日にロシア中部タタルスタン共和国の製油所などをドローンで攻撃したと報じられております。
上記などの影響から4週連続で上昇し、火~月曜日の算定期間では3円を超える上げ幅となり先週に引き続き高値水準となっております。
さらにOPECプラスは3日に合同閣僚監視委員会を開き、一部構成国の自主減産を含めた現行の減産体制を維持する方針を確認しております。
為替相場は4月3日~9日のTTSレート平均で、8銭円安ドル高の152円62銭を付けております。
今後の動向予想
ロシアは9日、ウクライナ南部でロシア制圧下にあるザポロジエ原子力発電所をウクライナが3日連続で攻撃したと非難していますが、ウクライナは関与を全面的に否定しています。
国際原子力機関(IAEA)はウクライナとロシアの要請を受けて11日に緊急会合を開き、ザポロジエ原発に対する攻撃について協議します。
また、メキシコの国営石油会社ペメックスは5月から原油輸出を少なくとも日量33万バレル削減する計画としており、欧米やアジア顧客への供給が3分の1減る見通しと伝えられています。
引き続き中東やウクライナ情勢を巡る地政学リスクの高まりなどが上昇圧力となっていく予想です。
燃料油価格激変緩和措置の補助金額は、約5円の大幅な増額となり28円台となっております。明確な期間に関する情報はありませんが、補助金の一定期間の延長が決まっております。
*動向に関する重要なお知らせ*
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