原油価格
WTI原油は約85ドル/バレル、北海ブレント原油は約89ドル/バレルで推移しております。
原油相場
米商務省経済分析局が発表した2023年10月~12月期のGDP確定値は、年換算で前期比3.4%増加し、個人消費や設備投資の上振れを反映しております。
またサウジアラビアやロシアなどOPECプラスの有志国8カ国は、1~3月に掛けて実施していた約220万バレル/日の自主減産・供給削減を6月末まで継続するとしています。
上記のことなどが支えとなり、3週連続で上昇し2023年10月下旬以来、5か月ぶりの高値水準が続いております。
為替相場は3月27日~4月2日のTTSレート平均で、25銭円安ドル高の152円54銭を付けております。
今後の動向予想
米供給管理協会(ISM)が1日に発表した3月の米製造業景況指数は50.3となりました。前月の47.8から上昇し、好不況の判断基準とされる50を1年5カ月ぶりに上回りました。
さらに、中国国家統計局が3月31日に公表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8に改善しており、引き続き米国と中国の石油需要が増加するとの期待が強材料視されています。
ウクライナがドローンでロシアの主要製油所を攻撃したことや、イランではシリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺が空爆され軍司令官など7人が死亡したことを受け、ライシ大統領がイスラエルに対して報復すると表明したことなどから、地政学的リスクの高まりが意識されやすく、しばらくは相場を下げづらい展開が見込まれております。
令和6年4月末までとしていた燃料油価格激変緩和補助金は、一定期間延長が決まっております。
*動向に関する重要なお知らせ*
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