原油価格動向

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原油価格動向
2024/3/7

原油価格


WTI原油は約78ドル/バレル、北海ブレント原油は約82ドル/バレルで推移しております。

 

原油相場


3月3日にOPECは、OPECプラスの一部構成国が3月末までの予定で取り組んでいた約220万バレル/日の自主減産・供給削減を6月末まで延長することを発表しました。それらを好感して4週連続の続伸となっております。

また米国の石油製品在庫が先週末1日までの1週間で、ガソリン在庫が280万バレル、中間留分は同180万バレルそれぞれ減少したと伝わったことも強材料視されております。

為替相場は、2月28日~3月5日のTTSレート平均で151円40銭とほぼ横ばい状況の円安傾向が続いております。

燃料油価格激変緩和補助金額は、前週並みの21円台となっております。

 

今後の動向予想


OPECプラスは今年4月以降も結束を維持できるかどうかが最も大きな不確実性要素であるとしていましたが、6月末までの延長を発表したことによってOPECプラスは一定の結束を示したとの見方もできます。

日本エネルギー経済研究所の見通しで、2024年の世界の石油供給量は1億310万バレル/日、需要は1億300万バレル/日としています。今回の自主減産延長を織り込めば、通年で若干の供給超過から需要超過に転じる可能性があります。

日銀の植田総裁は2月29日の会見で、早期の金融緩和政策修正に慎重な姿勢を示しました。

上記により小幅な中での上げ下げが交錯する状況が予想されます。

 

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