おしらせ
2021/9/29
9月は、原油価格が月初から月末に向けて上昇した1か月となりました。
8月末に米国南部を襲ったハリケーン「アイダ」来襲後、メキシコ湾の原油生産回復
の停滞による供給懸念のため原油価格は上昇し一時、中国政府が価格上昇を抑えるため
原油備蓄を放出すると伝わり需給の緩みを警戒し原油の売りが優勢とのなり反落した
ことがあったものの米原油在庫の減少、米ドル安、中国大手不動産会社経営危機、
米量的緩和縮小への懸念による米株式下落などが要因となり原油価格は月末に向け
上昇しました。
9月28日のニューヨーク市場でWTI原油先物が75.72ドル/バレルとなっています。
今後も需給バランスは保たれることが予想され原油価格は堅調な推移をする可能性が
高いと思われます。
石油元売の価格改定発表が前週原油コスト比で上がったため9月30日から10月6日まで
は前週比1.50円/Lの値上げとなりました。10月1日以降も、値上げ基調で推移されると
思われます。